ウェビナー開催におすすめの機材の選び方とは

  • 基礎知識

ウェビナーとは、インターネット上で実施されるセミナーや講演会のこと。そんなウェビナーの配信クオリティをアップさせるためには、機材を整えておくことが重要となります。

そこで今回は、ウェビナーの機材を整えるメリットとともに、ハイクオリティなウェビナー配信におすすめの機材をご紹介します。

なぜウェビナーの機材選びが重要なのか?

単純にウェビナー配信するだけならば、パソコンとインターネット環境のみで可能です。一方、配信のクオリティを高めるためには、必要な機材を整えることが不可欠となるため、事前に準備するようにしてください。

ウェビナー機材を整えることのメリット

ウェビナーの機材を整える主なメリットは、以下の2点です。

1. 安定した配信が可能になる
ウェビナーの機材を整えることで「画面の見やすさ」「音声の聞き取りやすさ」がアップし、安定した配信の実現につながります。

2. 質の高い配信が提供できる
画面・映像の切り替え、資料の画像挿入などの演出が可能となり、質の高いウェビナーが提供できるようになります。

ウェビナー機材が整っていないと何が起こるか?

ウェビナーの機材を整えておかないと、配信の質が下がるだけでなく、以下のようなトラブルが発生する恐れもあります。

● 音声が途切れてしまう
● 音声が聞き取りにくい
● 音声が聞こえない
● 映像が乱れる
● 映像が止まる
● 映像が暗い
● 音声と映像がずれる
● 使用ソフト(Zoomなど)が強制終了してしまう

このようなトラブルは参加者にストレスを与え、途中離脱につながる可能性もあります。
逆にウェビナーの機材をしっかりと整えておけば、配信の品質が向上するとともに、トラブル防止にもつながるのです。

ウェビナーを開催するのに最低限必要な機材とは?

ウェビナーを開催するのに最低限必要な機材は、以下の通りです。

パソコン
近年はタブレットやスマートフォンの性能も向上しており、ウェビナー配信も可能です。しかし、情報の視認性や処理性能などを考えると、パソコンの使用が適しています。ウェビナー配信に必要なツールがダウンロードでき、 問題なく使用できるスペックのパソコンを選びましょう。デスクトップ・ノートはどちらでも構いませんが、スタジオなどに持ち運ぶ場合はノートパソコンの方が便利です。

インターネット環境
ウェビナーでは、映像データをリアルタイムでやり取りします。そのため、光ファイバー回線のように、大容量・高速の通信に対応する回線が望ましいです。配信の安定性をさらに重視するなら、LANケーブルによる有線接続が適しています。

マイク
近年発売されているノートパソコンの多くが、内蔵マイクを標準搭載しています。一方、デスクトップパソコンの場合は必ずしも、マイクが内蔵されているわけではなく、外付けマイクを用意する必要があります。

【関連コラム】
ウェビナー配信に適したマイクの選び方

ハイクオリティなウェビナーにする為のおすすめ機材とは?

ウェビナーの配信クオリティを上げるためには、以下のような「音響・映像に関わる機材」を揃えましょう。

マイク
内蔵マイクが標準搭載されていても「きちんと音を拾ってくれない」「音質が悪い」と感じる場合は、外付けマイクを用意します。常にマイクの近くで話せる環境なら、ダイナミックマイクで問題ありませんが、広範囲に音を拾いたい場合は、コンデンサーマイクや無指向性(全指向性)マイクが適しています 。ウェビナー中に話す講師の人がどのような状況で話すか、確認してマイクを用意すると良いでしょう。

【関連コラム】
ウェビナー配信に適したマイクの選び方

ミキサー
複数のマイクを使用する際に、各音量を調整し、入力をまとめる機材です。

オーディエンスインターフェイス
パソコンにオーディオ信号を入力するための機材です。パソコンにマイク入力端子がないときなどは必須となります。

カメラ
パソコン内蔵のカメラの映像が良くない場合は、4K・HD画質の外付けWebカメラを用意しましょう。

【関連コラム】
ウェビナーの質を上げるカメラの選び方

キャプチャーボード
撮影した映像・音声をパソコンに出力する機材です。外付けのマイクやカメラを使用する際に必要となる可能性があります。

スイッチャー
複数の映像や音声を切り替えることができる装置です。視点の切り替え、話者の切り替えが即時にできるので、演出を充実させたい方は用意しましょう。

【関連コラム】
ウェビナー配信映像をリッチにするスイッチャーの使い方とは?

グリーンバック
背景の差し替えなどの合成を行う場合に利用されます。ホワイトボードの代わりに、情報を映し出すような使い方も可能です。

照明
室内の明るさが充分でない場合は、画面と共にウェビナー全体の印象が暗くなるほか、ホワイトボードなどの情報が伝わりづらくなる恐れがあります。LEDなどを利用した照明をいくつか用意しておくと安心です。

【関連コラム】
映えるウェビナー演出のための照明活用方法

オフィスの空きスペースをスタジオとして活用

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、ウェビナーが開催される機会も増えました。一方で、ウェビナー開催で大きな課題となるのが、「撮影・配信するための場所」です。

ウェビナー配信に活用することができる部屋が無い場合には、貸しスタジオの利用が検討されることも多く、照明やマイクをはじめとする配信に必要な設備が整ったスタジオもあるため、自前で機材を揃えるのが難しい方は検討する余地があるでしょう。

一方で、ある程度頻繁にウェビナーを配信しており、オフィスに空きスペースがある場合には、ウェビナー配信の場として活用することが選択肢に入ります。配信スペースを統一してコンテンツの一貫性を保つことができたり、スタジオを借りるよりも、配信スペースを設営した方がローコストに収まる可能性があるため、ウェビナー開催頻度が高い場合やクオリティを一定以上に保ちたい場合には、自社オフィスに配信スタジオを設営することも検討しましょう。

【関連コラム】
ウェビナーに最適なスタジオとは?オフィスの空きスペースでも運営可能?

機材の準備はレンタルでも

ハイクオリティなウェビナーを実施するための機材について、ご紹介してきましたが、これらの機材を揃えるには、数十万~数百万単位の費用がかかります。これから定期的にウェビナーを開催していく予定があればいいのですが、単発や数回しか予定がない場合には、購入よりもレンタルの方が費用を抑えられる可能性があります。

また、機材について社内に詳しい人材がいない場合や使い方が不安な場合についても、機材をレンタルで試してみることによって、自分たちで扱えるのか、それとも少しレクチャーをしてもらえれば活用ができるのかなど、機材に関する不安も解消することができるでしょう。

これから定期的なウェビナー開催があるかどうかわからない場合や、機材の選定などに不安がある場合には、ウェビナー機材のレンタルの活用をご検討することをおすすめします。

まとめ

今回ご紹介した機材はもちろん、ウェビナー関連のツールなども積極的に活用し、演出のクオリティを高めて、参加者の満足度が高い配信を実現させてください。

リコーでは、初心者でも気軽にウェビナー配信が出来るウェビナー配信機材のオールインワンパッケージ「Quick Live」もご提供しております。カメラ、マイク、照明、USBキャプチャーを同梱している為、オプション機器を選択するわずらわしさが無く、キャスター付きのワゴンに収納されている為、オフィスの様々な場所へ楽に移動が可能です。

また、初めてのウェビナーの開催で、必要な機材がわからない、安心して開催できる配信環境を整えたい、ウェビナーの映像演出に凝りたい、運営効率を上げたいなどのお悩みに対しても、リコーでは機材の手配から、運用のサポートまで一括でサポートさせていただきます。
是非お気軽にお問い合わせください。

コラム執筆者リコージャパンMICE編集部

オンラインイベントの記事を制作している編集部です。
不定期で基礎知識や成功のコツなどオンラインイベントに関する情報を発信していきます。

お役立ち資料

  • リコーリアルタイムコミュニケーション ご紹介資料
  • ウェビナー開催お役立ち資料
    「ウェビナーの始め方」編
  • ウェビナー開催お役立ち資料
    「成果に繋がる企画」編
  • ウェビナー開催お役立ち資料
    「ウェビナー機材の選び方」編
PAGE TOP