このページの本文へ このサイトのメインメニューへ

RICOH imagine. change.

RICOH Special Color Business Design Competition
このページの本文へ ここからメインメニュー
ここから本文です

リコー スペシャルカラー ビジネス デザイン コンペティション結果発表

審査員総評

浦久保 康裕(株式会社一心社)

PODがもたらしたイノベーションは小ロット、スピード感、現物での確認など枚挙にいとまがないが、これからはその要素に加えその特性を知り、いかに有用なツールとして使いこなしていくのかがユーザーに問われていく。今回のコンペでは応募者の発想力、制作努力が随所に見られとても興味深く審査させて頂いた。POD活用のヒントにこのコンペの受賞作がなることと、今後のユーザーの更なるチャレンジを期待したい。


篠崎 晃一(株式会社SEデザイン)

クリア、ホワイトおよびピンク、イエローの特色が印刷できるということは、ただこれまでのレギュラー印刷に1色が加わるという意味だけではなく、クライアントへの提案の領域が大きく広がることを意味する。今回の応募作品全体を見渡し、その表現の可能性の広がりを感じることができた。そしてさらにオンデマンド印刷によって可能となるビジネスモデルまで見通した提案を想像すると、まだまだその企画開発の余地があるように思える。


髙橋 恭介(東海大学名誉教授)

RICOH ProシリーズのC,M,Y,Kの4色トナーにクリアー(CL)、白(W)、蛍光ピンク(NP)、ネオンイエロー(NY)の4色のスペシャルトナーが、加わり計8色のカラートナーに独自メディアも使ってビジネスシーンでの効果的な商材としての提案作品が、32点応募された。使い慣れたトナーPOD技術で高画質な4色プロセスカラーに蛍光ピンクや白トナーなどを加えた眼を引く作品が半数以上を占めている。白や透明トナーなどとメディアをうまく組み合わせた作品など印刷側のPOD技術に対する認識は広がりを見せている。そのさらなる認知度の拡がりや、発注者や一般の人たちへ、オフセット印刷の画質の領域に入ってきたPOD技術に更なる新しいリコー独自なトナーを加えた幅広いスペシャルトナーの提供で、クリエイティブデザインや商材・販促等の有効なツールになることを認識してもらうには、今回の様なデザインコンペは、非常に有効であるとの感を持った。


百合 智夫(株式会社カムロックシステムズ)

「スペシャルカラーのビジネス活用」

少部数印刷主体のオンデマンド印刷は、ただ少ないだけの印刷から、より品質を求める声が大きくなった。すでに通常の印刷では勝るとも劣らない品質が得られる。「クリア」、「ホワイト」、「ネオンイエロー」、「ネオンピンク」という『CMYK+α』という付加価値。今やWeb に代表するようなデジタルコンテンツと、印刷物に代表するアナログ技法といったテクノロジーの使い分けが必要。オンデマンド印刷の利点からデジタルの有効性とアナログへの変化が重要である。

最優秀賞
  • 賞金15万円
  • 1点

株式会社スリーライト

作品タイトル
視覚と触覚で感じるホワイト印刷

作品のコンセプトとポイント

「ホワイトトナーの持つ特性を最大限に活かした印刷表現を」

アパレル会社のセール用DMをコンセプトに、デザインパターンを複数作成、ホワイトの持つ特性をデザインに落とし込み、質感の感じられる印刷表現を目指した。

  • 白紙にホワイトトナーで表情をつけ、紙そのものを装飾。マットな質感を表現
  • ホワイトトナー特有の厚い膜圧により、「簡易的な空押し風」印刷を表現
  • 質感をデザインすることにより、手に取った瞬間に驚きを感じられるものを

優秀賞
  • 賞金5万円
  • 3点

株式会社大風印刷

作品タイトル
お酒用メッセージシール

作品のコンセプトとポイント

当社では市販の日本酒やワイン、焼酎などのお酒に、オリジナルラベルを貼付した商品を販売しています。オリジナル性は強いのですが従来のラベルは貼付ならないことやお客様に制作コメントをご負担いただかなければならないという問題を抱えていました。そんな声にお答えし、従来のラベルを活かし、コストを抑えた商品をと考えたのが「メッセージシール」です。お酒を購入したお客様が送る方に気軽に思いを伝える手段として活用したい商品です。

株式会社日版プリント

作品タイトル
COSMETIC RED LIPSTICK

作品のコンセプトとポイント

「女性が美しく見える赤い口紅」をテーマに掲げ、優しく涼やかな、青みがかった赤、ブルーベース色でデザイン制作しました。印刷の方は、高級感があるスペシャリティーズで光沢があるNo.305 ペット系シルバーを選択、商品の下地にホワイト色を入れ、その上に4色カラーで印刷、表面加工には耐摩性のあるクリアを入れました。C7100の印刷機のため、1回転目はホワイト、2回目にカラー+クリアで、見当も少しズレるのを考慮し、ホワイト版データを少し細らせて2回転目を印刷しました。2000個を製造するイメージで3丁付けにし、トムソンで加工しました。

パラシュート株式会社

作品タイトル
油絵具のようなデジタル印刷

作品のコンセプトとポイント

デジタル印刷のトナーを転写させることで生じる着肉が厚い点を活かし、より凹凸を感じられるように通数を増やして仕上げました。定着温度を下げてオフセット印刷のような光沢を抑えた仕上がりを好む傾向にあるようですが、デジタル印刷の光沢感、トナーの乗った感じは販促ツールとしては目に留まるポジティブ要素と感じます。制作のポイントとしては、油彩画の凹凸感を目標に、色の境目をどこにするかを工夫してホワイト版を作成し、プロセス4色との重なりを意識しました。同じオブジェクトで重ねても効果がわかりにくく、より効果的なホワイトの使い方を模索した作品です。

審査員特別賞
  • 賞金1万円
  • 5点

株式会社クロスメディア

作品タイトル
Pinky photo - Print service -

株式会社クロスメディア

作品タイトル
桃色維新(Neon Pink Ishin)

株式会社スリーライト

作品タイトル
英会話教室チラシ

株式会社みやもと

作品タイトル
あじプリ名刺

株式会社村重スタジオ

作品タイトル
花柄ブックカバー(文庫本サイズ)

入選
  • 2点

株式会社クロスメディア

作品タイトル
歯科医院診察券

株式会社太陽社

作品タイトル
集客のためのライブチケットのデザイン

お問い合わせ

  • 〒108-0023
  • 東京都港区芝浦4-2-8
  • 住友不動産三田ツインビル東館9F
  • リコージャパン株式会社
  • スペシャルカラーデザインコンペ事務局
  • 担当:土居