トヨタカローラ新茨城株式会社様は、茨城県全域にわたって20店舗を展開する自動車販売会社です。トヨタの走る楽しさとモータースポーツスピリットを全面に打ち出したGR Garage 水戸インターを2017年12月にオープン。リコーデジタルサイネージ6契約と、リコーハイエンドプロジェクター1台を活用した店舗で、幅広いお客様の注目を集め、継続的な集客を実現されました。
【導入の狙い】
【導入後の効果】
トヨタカローラ新茨城店様にとって、GR Garage 水戸インターは20番目の店舗というだけではありません。「従来にはないお客様を掘り起こすための大きな挑戦です」というTSL本部執行役員/TSL本部長の伊坂様にシステム導入の経緯をお話いただきました。
「GR Garageはクルマファンが集い、語らい、一緒になってクルマを楽しむ、町いちばんの楽しいクルマ屋さんを目指しています。店舗を立ち上げる際に意識したことは、若い頃にクルマが好きでスポーツカーに憧れていたミドル世代や、クルマ離れが言われて久しい若い世代にも興味を持っていただけるような場づくりです。見せ方も売り方も店舗設計も従来にはない新しいものを探る中で、着目したのが視覚に訴えるコミュニケーションでした。私自身、青年の頃からスポーツカーが好きで、セリカに乗りたくて、ここカローラ店に入社しましたが、クルマを走らせるワクワクする気持ちや、憧れのクルマがサーキットを疾走するシーンを店内で映し出せたら、多くのお客様の共感を呼べるのではないかという想いがありました。」
店舗づくりにおいては、トヨタ自動車のブランドコンセプトに則りながら、具体的な手法などは販売店に一任されているとのことです。伊坂様が続けます。
「一度、トヨタ自動車の経営幹部とお話しさせていただく機会がありました。ピットの中での短い時間でしたが、モータースポーツに懸ける情熱や、若者のクルマ離れを何とかして止めたいという気持ち、将来を見すえて小さなお子さんたちにも楽しんでもらいたいという想いを聞きながら、私たちが進めている店舗づくりの方向性に確信を持ちました。いまにもエンジンの音や人々の歓声まで聞こえてきそうなビジュアルコミュニケーション、それがお客様と私たちをつなぐ新たなツールになると考えました。」
それでは次に、実際に運用を担当されている社員様を交えて、さらにお話を伺います。
「エントランス正面に2台の縦型サイネージを設置しています。お客様が入店されてすぐ目につく場所です。1台はLINE@登録画面で当店のメンバーになっていただくために活用しています。もう1台は当店でのイベント告知のために使っていて、スマートフォンでQRコードを読み込んで受付できるようになっています。これまで当店では、愛車自慢選手権、パーツ説明会、ラジコンカー選手権などのイベントなどを開催してきました。デジタルサイネージでも告知し、多くのご参加をいただきました。デジタルサイネージの強みは、チラシなどの紙によるPOPに比べて圧倒的に注目度が高いことです。印刷コストも削減できるので、費用対効果も高いです。また、レカロシートで寛ぎながら自由にお使いいただけるサロンをはじめ、店舗内に3台のモニターを設置していて、WRCラリーやレースのコンテンツを常時流しています。オープニングイベントで開催したプロレーサーと当店のドライバーによるシュミレーターアタックでは、その様子を観戦モードに切り替えてモニターに映し出し、店内一体となって多くのお客様に楽しんでいただけました。」
「当初から、店舗の外に向けて大画面で映し出してインパクトを持たせたいという想いがありました。私たちのコンセプトをどうすれば実現できるか、リコージャパンさんからの提案も練りこみながら、ハイエンドプロジェクターを使って店外に向けて200インチのスクリーン*へ映像投影を実現しました。陽が落ちる夕方から深夜までの5時間、自動オフ設定にして映写しています。道行く人や信号で停車中のクルマからも鮮明に見えて、店舗の認知度向上に貢献しています。このプロジェクターによる投影も、店内のサイネージやモニターも、GR Garageらしさが訴求できるコンテンツが常に映っていることが重要です。見入っていなくても雰囲気が醸し出されて、店舗の世界観づくりに有効だと実感しています。」
明快な目的のもとにデジタルサイネージとプロジェクターを活用して、店舗コンセプトを実現し、新しいお客様を獲得されたトヨタカローラ新茨城様。導入の決め手となったポイントを、伊坂様と高野様に挙げていただきました。
新店舗の魅力訴求に貢献するリコーのデジタルサイネージとプロジェクター。今後の具体的な活用について、高野様に語っていただきました。
「2台の縦型サイネージについては、タッチパネル式サイネージを採用しています。今後はタッチパネル式サイネージの利点を活かしたコンテンツの配信を検討しています。例えば、チューンアップやドレスアップのパーツメニュー表をコンテンツ作成し、お客様がタッチしながら見て検討できるようにできれば、効果的な商談につながると思います。また、TOYOTA GAZOO Racing主催の86/BRZレースには当社のチームも参戦しており、将来的にはその動画を作成して大型スクリーンでも流せれば良いですね。」
次々とふくらむ、お客様を呼び込むためのプラン。最後に、今後の展望を伊坂様にお話しいただきました。
「私たちが進めているこうしたコミュニケーションは、必ずしも直接セールスにつながるわけではないかも知れませんが、当社の認知度を上げて、新しいお客様に来店していただくための重要なツールだと捉えています。当店の特色のひとつとして継続していきたいと考えます。また、20店舗ある当社全体でも、社員のモチベーションアップにもつながっていると感じています。クルマはいつの頃からか便利な移動の道具になっていました。それだけでなくて、本当はクルマに乗るって楽しくてワクワクすること。その喜びを社員一丸となってお客様に伝えていければと思います。」
トヨタカローラ新茨城様は、ビジュアルコミュニケーションによるメリットを最大限活用して、これからもクルマの楽しさを加速させていきます。
お客様情報
■お客様会社名称:トヨタカローラ新茨城株式会社 様
■業種:商社(従業員:332名/2018年4月現在)
■主な事業内容:トヨタカローラ系列の新車販売・リース販売、各種中古車販売、自動車整備、部品・用品販売・板金塗装等
■ご導入拠点:GR Garage水戸インター店
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